派遣会社から仕事を紹介してもらえない。。。
『派遣会社に登録したよ!
これで朝起きたら仕事見つかってるに違いない!
さぁ明後日から働くぞー!おやすみー!』
こんなことを考えてたものの、
『もう何日たったんだろう。。。仕事紹介の連絡がこない。。。』
なんて行き詰まった人もいるのではないだろうか。
どうも。元派遣コーディネーターDD.K(ディディーケー)です。
今回の件名ググったら類似した記事は死ぬ程に出てくると思うのだけど、
僕自身の観点でも情報を発信してみたくて記事にすることにしました。
ちなみに、あくまでも僕視点の意見となるので、
必ずしもすべての派遣会社が今から僕が書くようなことを
考え、実行しているとは限らないので、予めご了承いただきたい。
いきなり極論なのだが、
『しっかりしてて、よく働こうとしている人』
↑こういう人へは余程のことがない限り、派遣会社は仕事を紹介すると思います。
うん。っていうか仕事を紹介しておりました。僕。
では一体『しっかりしてて』ってどういうことなんだ?
『よく働こうとしている人』ってどんな人だ?『余程のこと』ってどんなことよ?
というところを僕なりに説明したいと思う。
◾️『しっかりしてて』どういうことなんだ?◾️
ズバリ!毎日お風呂に入ってて、毎朝歯を磨いて、サイズの合った服を着ている人です!
読む人が読んだら『いや、普通じゃね?』と思うんだけど、
近くに寄ると雑巾臭くて、話すと口から腐った牛乳の臭いがして、
おまけに上着の襟元にはフケが積もっていてジーンズの裾が破けている。
実際こんな人が派遣登録に現れるのは全然珍しくないんです。
とは言っても人によっては致し方ないケースがあるのも確かだ。
例えば、ワキガでどうしても嫌な体臭が出てしまったり、
歯周病で口臭がキツくなる日もあるとか。
でも、せめてサイズのあった服を用意することくらいはできますよね?
guやh&mなんかであれば、5000円もあればサイズのあったセットアップは用意できます。
こんな1490円のシャツに、
こういう無難な1490円のパンツを合わせるだけでいいと思います。
余ったお金で靴もいかがですか?
これも1490円とは良い仕事してくれますね。guは。
何万円も出さなくていいです。安くてもいいんです。サイズのあった服を用意しましょう。
本当はスーツがあれば確実なのですが、なければguでも全然いいと思います。
『体臭は出てしまうが、服はサイズのあったものを着るか』
『なるべく家を出る直前に風呂に入って歯を磨いて、サイズのあった服を着て行くか』等。
無理なものは無理だけど、
そんな気遣い一つであなたの見え方は大きく変わりますよ!
◾️『よく働こうとしている人』ってどんな人だ?◾️
なんの希望もなくて今この瞬間からでも働きます!って人です!
超極論なのですが『しっかりしてて』希望条件がなければ、
すぐに派遣会社からなんらか仕事を紹介してもらえて働き始められると思います。
派遣会社の多くは求人サイト等の応募フォームから簡単な希望条件を送信して、
後日に担当者へ直接会って詳しく話をする。という流れが一般的かと思います。
実はこの『応募フォームから簡単な希望条件を送信して〜』という最初の段階で
いつから働けるかが概ね決まってくることがほとんどです。
なんの希望もなくて今この瞬間からでも働きます!って人であれば、
担当者から『すぐにでもお会いましょう!』とラブコールが掛かり、
実際に会ったその場で仕事を紹介されるでしょう。
なんなら何種類かの仕事を提案されて『どこで働きましょうか?』なんて、
選ばせてくれるかもしれないです。
じゃあ逆に、
『土日祝は絶対に休みたくて、平日も日によっては働けない日がある。
ストレスが溜まる業務内容は嫌で、人間関係が良い職場を希望。』
こんなことを応募フォームから投げるとどうなるか?
『よく働こうとしている人』ではなく『たぶん働く気がない人』とカウントされ、実際に担当者に会った時に仕事を紹介してもらえることはまずないでしょう。
なんなら会う日程を1週間後に設定されたりと、
明かな後回し対応をされる可能性も高いのではないかと思います。
ちなみに上記にて挙げた『よく働こうとしている人』と、
『たぶん働く気がない人』のケースはノンフィクションです。
本当にいた人で、僕自身でその2名の対応をしました。
出勤して朝一で『よく働こうとしている人』の登録が入り、
昼休憩へも行かずに急ピッチで仕事開始への準備を進めている最中、
なんとまぁ『たぶん働く気がない人』の登録が重ったわけです。
勿論『よく働こうとしている人』の対応が優先なので、
『たぶん働く気がない人』の対応は適当に終わらせました。
極端に言うと『まぁそのうち会いましょうか?』くらいで終わりです。
たぶん会わなかったですし、2回目の対応も無かったと思います。
なぜなら『よく働こうとしている人』の対応が終われば、
次の『よく働こうとしている人』の対応が待ってます。
残念ながら『たぶん働く気がない人』の番は回って来ないのです。
◾️『余程のこと』ってどんなことよ?◾️
『住所は〜(山奥)です。車は持っていないので、徒歩30分圏内か、
1時間に1本出ているバスで通えるところを紹介してください。』
これも本当にいた人の話です。
介護施設で働きたいと登録された『よく働こうとしている人』だったのだが、
唯一希望していた上記の条件が大打撃であったわけだ。
徒歩圏内30分以内に介護施設は片手で数えるほどあったかどうかで、
結局その数少ない場所のすべてが人員充足しているため紹介不要という結果。
公共交通機関を使ったとて1時間に1本のバスでは、
天候等で遅延した場合のリスクが高すぎて難しいと離れた施設でも不発で終わった。
他にも例を上げればキリはないと思うが、
このようにニッチもサッチもいかない状況が『余程のこと』と考えていただければと思う。
最後に、
『人は見た目じゃない!中身の人間性だ!』とか、
『ちょっと話しただけでその人がどんな人かなんてわからないだろ!』なんて思った方もたくさんいると思う。
勿論そう言った意見も間違いではないと思うので、
僕は一切批判するつもりもないです。
でも、この記事を読んで批判的な考えを抱いた方へこれだけは伝えたい。
派遣会社はボランティア団体や慈善事業を行う会社ではないです。
1ヶ月に最低何名は仕事開始させる。そして何千万円の売り上げを作る 等。
ほとんどの会社はノルマが用意されていると思います。
(僕の勤めていた会社にもノルマはありました。)
そうなれば『たぶん働く気がない人』よりも、
『よく働こうとしている人』の対応を優先させるのも無理ないですよね?
派遣先のクライアントも時間単価を払って派遣社員を受け入れます。
一般的には直接雇用の職員を雇うよりもコストが高いとされる点も承知の上で。
まさかそんな現場へ
『近くに寄ると雑巾臭くて、話すと口から腐った牛乳の臭いがして、
おまけに上着の襟元にはフケが積もっていてジーンズの裾が破けている。』
そんな方を派遣することは派遣会社もリスクが高すぎます。
派遣会社から仕事を紹介してもらえない。。。
そんな方がこの記事を読んでくれていたら、
今一度考えてみていただければと思います。